4月22日のアメリカ株は、バイデン大統領による富裕層の株式のキャピタルゲイン税増税と言うニュースで、どのセクターも大幅に株価を下げました。
現在、アメリカでは株式の収益には約20%の税金がかかります。
これは分離課税なので、100万儲けようが1億円儲けようが、一定の20%です。
一方で、労働による給与所得は累進課税を採用しており、年収が上がるにつれて税率が上がっていきます。
これこそが現代社会の格差の最大の原因ともいわれており、昔から格差是正の為に、富裕層への株式収入の増税は提案されていました。
今回の増税は、今まで20%だったものが・・
株式のキャピタルゲインに39.6%まで増税されるというものでした。
ただ、個人的にはこれはあまり意味が無いんですよね~~(笑)
おそらく、大半の富裕層はだからどうした??
みたいな感じだと思います(笑)
株式投資には2種類の利益がある
株式投資の利益には2種類あります。
キャピタルゲイン+インカムゲイン
です。
キャピタルゲインとは、株価の値上がり益の事
インカムゲインとは、配当金の事です。
基本的に税金は累進課税で・・
日本の場合、キャピタル、インカム共に20.315%です!!
今回のバイデン大統領の増税はこれを39.6%まで引き上げるわけですね~~
因みに、この税率は100年ぐらい一定で、もし仮に増税がされるとここ100年ぐらいで初めての事になります。
心配する必要が無い理由
そもそも富裕層はキャピタルゲインを得ていない可能性が高い
今回の増税の対象になるのは年100万ドル以上の所得がある人です。
日本単位だと年収1億円以上の人!!
年収1億円以上の大半は投資家です。
投資収益で1億円以上得ているとなると・・
おそらく総資産は少なく見積もっても20億円以上の方々だと思われます。
そういう人たちは、おそらく配当金だけで何千万とあるので、普通に生活する分には困っていないと思います。
つまり、わざわざ株を売って、キャピタルゲインを得る必要が無いのです。
そもそも、富裕層はキャピタルゲイン頼りに生活してないだろうし、余程手持ちの現金でどうにか出来ない時だけしか、株を売らないと思います。
キャピタルゲイン増税とは言う物の、結局のところ株を売って利益を得ないと、そもそも所得が無いので、課税対象になりません!!
本当に、格差是正をするのなら・・
インカムゲインにも増税しないとね!!(笑)
100万ドル以上の収入がある人しか関係ない
今回の増税ですが・・・
アメリカの投資家の99%はおそらく関係ありません!!(笑)
100万ドル以上の資産がある人ならもう少しいるかもしれないですが・・
所得で100万ドルというのは相当です!!
本当にごくわずかの上位層だけなので、99%の投資家にとっては関係ありません(笑)
ましてや日本人である我々が心配する事なんてありません!!
そもそも可決される可能性は低い
今回、バイデン大統領がキャピタルゲイン税を39.6%に増税すると発表しましたが・・
おそらく共和党から絶対に反対されるので、この案が通ることはほぼあり得ません!!
そんなことは大統領も分かっていて・・
どうせ反対されるから、とりあえず格差是正のためのパフォーマンス!!
プラス
数年後への本当の増税への布石だと思います。
増税されると言っても、数%プラス程度だと思います。
最初に、大胆な案を出しただけです。
寧ろ株価は上がるのではないだろうか?
今回の増税でパニック売りみたいな現象で株価は下がりましたが・・
キャピタルゲイン税が増税されることで、確かに富裕層にとっては不利になります。俺だったら、株を売る機会は減らすかな~~
個人的には、富裕層が株を売ることが減るので、株価はむしろ上がっていくのではないだろうか??
分らんけど・・
単純に考えすぎかもしれないですが・・
日本で増税はあるのか?
おそらく無い!!と断言しときます。
日本は、株式投資をしているのはアメリカに比べると、ごくわずかです。
だから一部の投資家が物凄く儲かってるのですが・・
日本で増税が無い理由は・・
この国の法律を決める立場になる人たちが、自分の都合の悪い増税をするわけが無いからです!!
これはどこの国でも同じだと思いますが・・
だからこそ、100年以上に渡って、株式収入の税率は一定なのです。
その間、労働者の給与所得の税率は上がっているにも関わらずです・・
日本で、キャピタルゲイン増税は、今後数十年は無いと思います!!
とりあえず普通のサラリーマンは毎月積立投資!!
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