(この記事は2022年5月の再掲です。今読んでも、中々ためになるかと)
2022年に入ってから、米国株市場はかなり暴落してますね。
S&P500は遂に4000を割るレベルまで下落しました。
直前の最高値が4800目前だったことを考えると、下落率は20%に達しようとしています。
NASDAQは25%ほどの下落。
過去の歴史を見ても中々の暴落です。
少なくとも、ここ2年で投資を始めた人の場合、初めての大暴落でしょう。
一体いつまで暴落が続くのか??
アメリカでは、高止まりするインフレを抑制するため、利上げが今年いっぱい予定されており、更に、ロシアウクライナ問題による、サプライチェーン問題、そして近年の慢性的な半導体不足。
問題が山積みで、株価が上がる理由が見当たりこの頃・・
恐らくですが、株価の下落は長引くのではないかと、個人的には考えております。
ということで、今回はS&P500の過去の暴落を振り返っていきましょう。
今世紀の大きな暴落は3つ
細かい暴落を言うと、もっと多いと思いますが・・
下落率30%を超える大暴落。人々の記憶に深く刻み込まれた大暴落と言うと・・
- 2000年ITバブル崩壊&2001年の9.11
- 2008年サブプライム問題からのリーマンショック
- 2020年全世界パンデミックによるコロナショック
この辺りでしょう。
暴落率はどうなっている??
それぞれ、直前のピークから底値までの下落率は
- ITバブル崩壊が-46%
底値に達するまで2年7か月
直前の最高値を再び更新するまで7年7か月
- リーマンショックが-51%
底値に達するまで1年5か月
直前の最高値を再び更新するまで5年6か月
- コロナショックが-32%
底値に達するまで40日
直前の最高値を再び更新するまで6か月
- 2022年大暴落??(5月10日時点)が-17%
直前の最高値から4か月以上・・
過去の暴落と比較すると・・
こう見ると、ITバブル崩壊、リーマンショックは凄まじかったんだな~~と改めて思いますね(笑)
コロナショックは、歴史を振り返ると例外中の例外だったことが分かりますね。
あれは、人為的なモノで引き起こされた暴落ではないので、比較するべきでは無いのかもしれません。いわゆる自然現象ですからね・・
ITバブル崩壊を見ると、底値まで行くのに2年半以上。更に、復活するまで7年間を要しました。投資家からすると最悪ですね・・
リーマンショックも、底値に行きつくまで1年半。復活するまで5年半を要しています。
しかも、ITバブル崩壊から復活したと思ったら、リーマンショックですから、正に最悪ですね(笑)
個人的に、近年のSNSなどの発達で、ビジネススピードは2000年代に比べて圧倒的に早くなっています。
良くも悪くも、これからの株価の変動スピードも速くなっていくと考えています。
だらだら、1年以上も株価が下がり続けるとは思いません。
2022年の暴落は、既に直前のピークを付けてから4か月で、-17%です。
過去のリーマンショックと比べると、まだまだ下がりそうですが、長くても後半年以内には、底値を付けるのではないでしょうか??
まだまだ下がるとは思いますが・・
2000年代のITバブル崩壊時は、ITと名の付く、何の実績も無い企業の株価が、バカみたいに上がりましたが、今は令和です。今のアメリカ市場は、当時に比べて、コンプライアンス、法律面が整備されてます。
パニック売りは有ると思いますが・・
冷静な株価であってほしいものです。
今までの大暴落を見ると・・
S&P500の底値は3000に行くか行かないかくらいでは??
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