今でこそ、アメリカ株専門の投資家ですが、投資を始めた頃は日本株から始めました。
当時は丁度、日本株の購入単位が1000株から、全ての銘柄が100株に統一されるかされないかの時期だったのは覚えています。
その後、アメリカ株の方に徐々にシフトしていきました。
米国株は日本と違い、成長国で株価が上昇しやすいことが理由ですが、もう一つ大きな理由は・・
米国株は日本株と違って、購入単位が1株からなんですね!!
これによって、appleやMicrosoft、テスラなど世界的大企業の株を、俺みたいな凡人でも買えるのわけです。
因みに、テスラは今でこそ株価は急上昇して1株13万円くらいしますが、数か月前までは7~8万円で購入できました。
アップルやMicrosoftも5万円もあれば充分買えます。
しかし、日本株は100株単位での購入になるので・・
例えば皆が知っている任天堂など、1株4万円以上なので、最低購入価格は400万円を超えます。
日本株と米国株を両方やったからこそ分かりますが、
購入のしやすさは圧倒的に米国株です!!
日本株は2018年に購入単位が100株で統一された
それまで、日本株は企業によって購入単位はバラバラでした。
1株の所もあれば、100株、1000株の企業がありました。ただ、大半の企業は1000株から購入可能となっていました。
なので、2000年代前半に一旦、東証は1000株単位で統一します。
その後、2007年ごろから、東証では~50万で買えるのが理想と言う考えの元、100株単位にしていくように、企業に通知し始めます。
そして、2018年に全ての株式が100株単位に統一されました。
つまり11年ほどかかったわけですね・・(笑)
現在も基本的に100株が最低購入単位になってます。
LINE証券やペイペイ証券やネオモバなど、1株から購入できるところも増えてきましたが、NISAに対応してなかったり、そもそも100株から出ないと配当金が出なかったり・・
単元未満の株しか持っていない投資家は、まだまだ風当たりが強いです。
株主軽視も甚だしい
一投資家として言いたい。
本当に、日本は投資家に厳しすぎる!!
まず、100株単位でしか買えないという事は・・
1株=1000円の株や1万円以上の株を購入しようと思えば、数百万円もお金を用意する必要があるわけです。
任天堂、ファーストリテイリング、キーエンス、オリエンタルランド・・
有名どころは、1株=1万円以上なので、購入しようと思えば100万円以上です。
NISAの年間限度額が120万円まで!!
本当に、国民に投資を推し進めようとしてますか??
投資初心者が投資を始めるとなったら、皆が知ってるような任天堂の株とか買いたいじゃない!!
でも任天堂の株は400万円以上する。
NISAの限度額は120万円??
最早、バカにしてるとしか思えない(笑)
なぜ日本株は1株購入にならないのか??
色々調べてみたのですが、ハッキリ書かれている記事とかは無かったのです。
ただ、前提にあるのが、アメリカに比べて、日本は投資家よりも企業よりに法律を作っているという点だと思います。
日本独自の単元株制度が原因
そもそもアメリカには単元株といった考え方がありません。これは日本株特有の制度です。
2000年代前半に定められた制度で・・
本来、企業は1株でも株を持っている投資家全てに議決権を認めるべきなのですが、経営の合理性を求めて、1単元というルールを作り、それ未満の株しか保有していない株主を無視したわけです。
1株でも保有している株主にまで議決権を与えると、企業側が色々大変なので、企業寄りの法律を作ってしまったわけです。
日本特有の、投資家嫌い、株主軽視の文化も背景にあるのではないでしょうか??
円以下の単位が無いから
アメリカにはドルの下にセントという単位があり、硬貨も存在しているので、一般的に認知されています。
日本も円の下に銭という単位はありますが、現代社会で使われることはほとんど無いですよね(笑)
それもあって、わざと購入単位を100株にして、決済しやすくしてる説もあるらしいです。
基本的に日本は企業寄り
とりあえず、日本は投資家よりも企業側に有利なように法律を作ってきたことに端を発します。
近年、政府がNISA制度などを作って、貯金⇒投資へと国民を促していますが、100株単位を変えていない所を見ると・・
やはり、日本人の投資家嫌いがまだ根深いのではないでしょうか??
1株単位にしたら、かなり日本株も買いやすくなるので、資金が集まりやすくなるのではないでしょうか??
そもそも企業側も、もっと株式分割するなり対応して欲しいものですね。
もう個人投資家は無視ですか??
任天堂とか、顧客は個人でしょう。
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