先週、テスラの決算が発表され、その内容が投資家が期待するほどのものでなく、失望売りが殺到し、テスラ株は1日で12%下げました。
ずっと1000ドルを超えていたのに、いつのまにか800ドル台です(笑)
俺の給料でもなんとか買い足せるレベルまで落ちてきました。
先週発表されたテスラの決算ですが・・
結論言うと、売上高は過去最高。2年連続で通期黒字。今までの赤字を帳消し。一株当たりの利益も市場予想を上回る。
2021年の世界販売台数は92万台。
こちらも予想を上回りました。
ちょっと話は逸れますが、この92万台がどれだけ凄いかと言うと・・
日本の自動車メーカーでいう所のスバルや三菱自動車を超えるレベルです。来年にはマツダも超えるでしょう。
ここで言いたいのは、テスラは今世紀になってから出来たスタートアップ企業であること。今まで難攻不落と言われた自動車業界において、新参者のテスラが、ここまで来たのです。
テスラ決算は悪かったのか??
決算内容は最高の結果だったと思います。
ただテスラの場合、投資家は今期の成績よりも、未来の事、つまり今後の経営方針についてのイーロンマスクの発言内容の方に注目しているわけです。
イーロンマスクより
2022年は新型を投入せず、既存工場の底上げと、新工場の立ち上げを最優先する。
どうやら、新型投入無しの件が、投資家心理を悪くさせたみたいです。
新型とは、数年前から待ち望まれていた、ピックアップの『サイバートラック』、EVトラック『セミ』、2万5千ドル相当の安価なEVです。
これら、新型車の投入は来年以降に持ち越されました。
理由は主に、世界的な半導体不足!!
これにより、年内の新型車投入を見送り。
車両生産の底上げを優先
まずは、今売っているEVの需要に追いつく事。
現在、テスラの自動車販売は、需要に対して生産が追い付いていない状態です。
これに関しては、トヨタや日産などの老舗メーカーでも、絶対に通る道です。
ましてやテスラは、新興企業です。
まだ年間100万台も生産できるほどの能力が無いのです。
アメリカや中国で、EVスタートアップが生まれていますが、おそらく同じ壁にぶつかることでしょう。
寧ろ、テスラはその段階まで来たという事。
現在、建設中のベルリンとテキサスの工場が完成して、既存工場の底上げを行えば、販売台数は今後数年、年+50%で伸びていく可能性が高いです。
テスラ株は売る必要は無い
テスラ株がこんだけ下がっても、当然俺は株を売りません。
もっと低い時から買っているので、成績は余裕でプラスです(笑)
そもそも新型車投入を見送るのは、別に悲観するほどのものではありません。
安価なEVを販売すれば、そちらに販売が集中するのは必至。そうなると、利益率が下がって、売り上げが落ちるだけだと思います。おまけに、生産が追い付いていなければ最悪です。
今は、高級路線で行っていても全然大丈夫だと思います。
そしてまずは、生産能力を上げる事。
将来的に、どんどん販売台数を増やしていくのなら当然の事です。いつかは絶対通らなければいけない道だから、そこまで悲観する事でも無いと思うんですけどね~~
今は、米国株市場全体が下がっているから、より敏感に投資家が反応したんでしょうね。
間違いないのは、EVは今後数年、政府からも圧倒的な支援を得られるので、テスラにとって有利な時代は続くことです。
俺は引き続き、チャンスがあれば買いたしていきたいと思います。
10年後が楽しみだ(笑)
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