先週位からでしょうか?
アメリカの””ゲームストップ(GME)””という銘柄が、異常なほどの急騰を見せました。
ゲームストップという会社は、店頭でゲームを提供する、いわば、今の時代に合わない会社。特にコロナ禍の中で売り上げはかなり落ち込んでいた、今後終わり行く企業の一つでした。
そういうのもあって、長らく株価は低迷していたのですが、それがなぜかここにきて、異常なまでの急上昇!!
見よ!!この異常なまでの盛り上がりを!!
一体何が起こったんだ??
GME株価の急騰はアマチュア投資家の仕業??
まず、今回の事件で重要になって来るのが、最近、アメリカの若者の間で流行っている””ロビンフッド””というアプリの存在です!!
””ロビンフッド””とは、『金融の民営化』のスローガンを掲げて、手数料無料で株式投資が出来るアプリです。本当に、ここ最近流行りだしたアプリです。
アメリカで流行ったものは日本にも数年後来るので、覚えておいてもいいかもしれないです。
主に利用者は、アメリカの若者です。アマチュア投資家といいましょうか。
一方で、ウォールストリートにいるのがプロの投資家ですね。
そのプロの投資家たちは、””ゲームストップ(GME)””の将来性を鑑みて、株価は低迷し続ける事に賭けて、空売りをして稼いでいました。
空売りだと、株価が下がると儲かる仕組みになっているので・・
そこにアマチュア投資家は付け込みました。
SNSで投資仲間たちを呼び掛けて、GMEの株を購入していき、株価を吊り上げていきます。
そうすると、ウォールストリートの空売り連中は、株価が上がると含み損が増えていくので、買い戻す必要が出て来て、更に株価が上がっていく・・
株価が下がると、今まで特にその争いに絡んでいなかった、普通の投資家も、GMEの株を買って儲けようとしてくる・・
その繰り返しで、ここまでの異常なまでの急上昇に発展したわけです!!
今回は、
アマチュア投資家VSウォールストリートの投資家
という図式で、プロがアマチュアに一杯食わされた顛末になりました。
株価の低迷による空売りで、金儲けをしているプロのヘッジファンドたちへの攻撃だったわけです。
ロビンフッドは取引を制限
ここまで異常な盛り上がりを見せた為・・
GMEの取引を制限しました。
その結果、1日でGMEの株価が70%も暴落する異常事態に・・
ここ数日のGMEの株価は異常なまでの乱高下を繰り返しており、儲けた人も多い中、おそらく乗り遅れた人は損を出していると思います。
投資家の俺からすると、こんな怖い相場に乗る気も起こりませんが・・(笑)
今後他の銘柄で同じことが起こる
ここで法整備をしておかないと、今後、他の銘柄でも同じことが起こる可能性が大きいです。
それが繰り返されると、””ロビンフッド””というアプリ自体の停止。
株で大損を出す若者も急増してくるでしょうね!!
今回のGME事件は、GMEだけでなく他の銘柄でも十分起こりうる事件ですから。
低迷しているゾンビ銘柄なんて他にもいっぱいあるでしょう??
ウォールストリートのヘッジファンドが空売りしている銘柄なんて他にもあるはずです。
株式投資の神髄を理解してない輩
そもそも今回のGME事件に巻き込まれた連中は、俺から言わせれば本来の株式投資から逸脱した、いわば邪道な投資家連中です。
プロが勝手に信用取引で空売りするのは勝手ですが・・
今回、GMEに投資した普通の投資家たちは、目先の利益にくらんで、デイトレード的な投機をしているにすぐないわけです。
本来、投資と言うのは長期的な目線で行うものなのに、それをやらず、短期的目線でやった結果がこれです。
結局、人間は目先の利益に騙されやすいってことですね。
今回の場合、最初にGMEの急騰を扇動して、初めの頃に売り抜けた奴はかなり儲けたと思いますが・・
こんな器用なことが出来る奴は結構ですが、多くの人間は、コツコツ長期投資をやっていくことをお勧めします(笑)
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