一昔前まで日本は先進国で、世界でも富裕国で物価が高い印象がありました。
しかし、あくまで一昔前の話で・・
俺もコロナ前はよく海外旅行行ってましたが、ヨーロッパやアメリカは当然高いとして、シンガポールや中国なども、既に日本より物価が高い印象を受けました。
実際その通りで、世界がインフレで少しずつ物価が高くなっていく中、日本はデフレ状態が続きました。約30年あまり・・
日本が後退したというより、世界が追い付いてきたということです。
軽めのインフレが1番理想的
本来、経済と言うのは軽めにインフレしておくのが1番理想的だと言われています。
少しづつ物価が高くなる状態。通貨の価値が下がっていく状態ですね。
物価が高くなると、売り上げが高くなる。そうすると従業員の給料が高くなる。より消費が活性化され、経済が上昇していく・・
これが理想的な流れで、戦後日本の高度経済成長期はこんな感じでした。
しかし、1990年以降の日本の場合・・
バブル崩壊により、各企業が負債を背負い込み、設備投資などにお金をかけるところを、節約に走り、銀行は金利を極限まで下げますが、その傾向に歯止めがかからず・・
従業員の給料は停滞し、消費も停滞し、日本は長期デフレの状態に陥ります。
そうなると、国民はモノを消費して経済を活性化する事より、預金をすることを選びます。だって、デフレですから放っておいても、1円の価値が上がっていくわけです。
それが何十年も続き、いつのまにか日本の物価は、世界諸外国より安い国になったわけです!!
Twitterのトレンドにも上がってましたが、最早日本の給与水準は韓国以下・・
中々、日本人には堪えるのでは・・(笑)
いつの間にか、日本は世界でも低い給与水準なんですよ~~
車やiPhoneの値段は世界標準
一見、物価が安いと、生活がしやすくなるように見えます。
しかし、日本で売られている製品の全てが内製というわけではありません。
海外からたくさん輸入しています。つまり、こういう製品の物価は世界標準です。
日本がデフレであった間、世界は年間平均2%でインフレが起こっていました。
ということは、海外基準の高い物価の製品が、給料が停滞している日本に入ってくるわけです。
自動車とかは、どうしても世界標準の値段になります。
後は、スマートフォンも世界標準です!!
スマホって結構高いですよね??
最新モデルは10万円以上しますよね??
世界標準だからです!!
最早、一種の高級品ですよ~~
今は当たり前のように誰でも持ってますけど、近いうちに買えない家庭とかでてくるとおもいますよ!!
車だって、今の若者には中々手を出しにくい代物になってしまいましたし・・
だから、この傾向は非常にマズイわけです。
海外の観光客が増えたのは日本の物価が安くなったから
コロナが始まる前までは、日本の海外からの観光客は最高値を更新し続けていましたが・・
治安がめちゃくちゃよくて、物価が安いもんだから訪れやすくなっただけの事です。
マクドナルドのビックマックだって、ヨーロッパとかだと1000円超えてますから・・
円以外の資産を持つことも重要
今後、資産形成をしていくなかで、円だけで完結させてしまうのは非常に危険です。
無くなるとは思えないけど、USドルとか、世界中の資産を持っておくべきです。
そうすることでリスク分散にも繋がります。
日本円の価値は、間違いなく世界では下がっていってます。
日本円自体は安全資産と言われてますが、それは日本政府が世界で一番外貨を持っているからです。いざとなれば、外貨を売ることができるので、日本円が大暴落することは無いという考えです。
逆に言うと、日本政府自体があまり日本円に頼っていないということです(笑)
国内の資産を持つより、外貨を持つ方がいい!!っていう考えだと思います。
国民にはあまりお金についての知識を教えず、自分たちはちゃっかりしてますね!!(笑)
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