(この記事は2020年11月の再掲です)
2017年頃、投資の神様と言われる””ウォーレン・バフェット””がイベントで
今から100年以内にNYダウ平均株価が100万ドルを突破する!!
と発言し注目を集めました。
因みに、当時のNYダウの株価は2万3000ドル程でした。
そこから、2117年までに100万ドルまで上昇すると・・
今は2020年の暮れですが、コロナショックなどもありましたが、順調に上昇を続け3万ドルを超えるところまで来ました。
歴史的に見ても、NYダウは常に右肩上がりを続けてきましたが、果たしてこの上昇に天井は無いのか??
個人的な意見を言わせてもらうと、NYダウが100万ドルに到達するのに100年もかからないと思うんですよね~~
NYダウの大台到達時
NYダウ平均株価が出来たのは1896年まで遡ります。当時は””40.94ドル””からスタートしました。
現在のように30銘柄に定まったのは1929年です。
過去のNYダウの歴史を振り返ると・・
- 100ドル到達・・1919年
- 1000ドル到達・・1972年
- 2000ドル到達・・1987年
- 3000ドル到達・・1990年
- 4000ドル到達・・1994年
- 5000ドル到達・・1995年
- 6000ドル到達・・1996年
- 8000ドル到達・・1997年
- 10000ドル到達・・1999年
- 12500ドル到達・・2006年
- 15000ドル到達・・2013年
- 17500ドル到達・・2014年
- 20000ドル到達・・2016年
- 25000ドル到達・・2018年
- 30000ドル到達・・2020年←今ココ!!
これを見ると、90年代と2010年代がとてつもなかった事が分かりますね~~
今もなお、順調に上昇し続けていることも分かると思います。
今までの歴史を振り返ると、桁が上がった時に、数年間低迷の時代が続いています。
100ドルに上昇した1919年・・
そこから、人類は戦争へと突入し、長い間暗黒時代が続きました。
1000ドルに到達したのはそこから53年後です。
そして、1000ドルに突入した1970年代はオイルショックでアメリカ経済が長い事低迷した時代です。
2000ドルになったのはそこから15年後でした。
更に、10000ドルに突入した1999年。翌年、アメリカのITバブルが崩壊し長らく株価が低迷します。更に、2000年代後半にはリーマンショックが!!
20000ドルに到達するまで17年かかりました。
ただ、こういう低迷期があるからこそ、その後の力強い上昇があるわけですが・・
要は、高くジャンプするには大きくしゃがまないといけないという事です!!
年代別NYダウ平均株価
- 2020年12月 30100ドル
- 2015年12月 17400ドル
- 2010年12月 11500ドル
- 2005年12月 10700ドル
- 2000年12月 10700ドル
- 1995年12月 5100ドル
- 1990年12月 2600ドル
- 1985年12月 1900ドル
- 1980年12月 900ドル
5年ごとにまとめてみました。
成長率をまとめてみると・・
- 1980年⇒1985年 2.1倍
- 1985年⇒1990年 1.4倍
- 1990年⇒1995年 2.0倍
- 1995年⇒2000年 2.1倍
- 2000年⇒2005年 1倍
- 2005年⇒2010年 1.1倍
- 2010年⇒2015年 1.5倍
- 2015年⇒2020年 1.7倍
5年単位で見ると1倍~2倍の間で推移しています。
めちゃくちゃ調子いい5年間なら2倍に、調子が悪かったら1倍ちょい・・
ただ、ここまで成熟した国家なので、流石に今後、5年間の成長率が2倍になるというのは考えにくいのも事実です。
1.5倍くらいを考えるのが妥当ではないでしょうか??
2030年にはNYダウは7万ドルを超える??
仮に今後10年の成長率を2.3倍程度だと考えると・・
(割と現実的な予想だと思う。)
2030年ごろには6万ドル後半、7万ドル前後を推移しているのではないでしょうか??
2020年代にもう一度、コロナショック並みの歴史的大暴落が襲った場合、2000年代のように1倍ちょっとしか成長しない可能性も十分考えられますが・・
ただ、それを考慮してもおそらく2030年代の内には10万ドルに到達するのではないでしょうか??
最高の場合と最悪の場合
- 最高の場合は、今後10年間の成長率が常に2.5倍ずつだとしたとき・・
2030年には75000ドルに到達。
2040年には187500ドルに到達。
2050年には468750ドル・・
2060年には1171875ドル・・
2050年代には100万ドルに到達するという、超楽観的な予想です(笑)
- 最悪の場合は、今後10年間の成長率が常に1.3倍で考える時
2030年には39000ドルに到達。
2040年には50700ドル・・
2050年には65910ドル・・
2060年には85683ドル・・
2070年には111387ドル・・
2080年には144804ドル・・
2090年には188245ドル・・
2100年には244719ドル・・
2110年には318134ドル・・
このペースだと、バフェットが言った100年以内に100万ドルは達成できそうにありません。
実際はおそらく、この最高のパターンと最悪のパターンを繰り返しながら、株価は上昇していくと思います。
個人的には100万ドルに到達するのは今世紀の内だと考えてます。
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