先週の話ですが、奈良県の大和西大寺で安倍元総理が演説中に銃撃されるという、衝撃的な事件が起こりました。
日本でこのような事件が起きたこと自体が稀で、物凄くビックリしました。
警察は完全に油断してましたね。
昔、SPっていうドラマで、日本はそもそも狙撃事件が起きるなんて考えられてないっていう台詞がありましたが、まさかまさかが起こりましたよ・・
あれから1週間以上経って、犯人の過去や家族構成、動機などが徐々に見えてきました。
俺は何となく、事件が起こった瞬間から、こういうことになるのではないかと思ってましたが・・
徐々に元国家元首、政党の黒い部分が見えてきましたね・・
犯人はある意味で国の被害者
犯人の動機は、統一教会と言う宗教団体への恨み
そして、それを裏から支えていたと言われる、自民党への恨み
俺自身、実を言うとこういう団体があることを知りませんでした。
テレビとかで大々的に言われたことも無いし・・
今思えば、これも政治家が裏で操っていた可能性が高いです。
犯人の家庭は、この統一教会への多額の献金により、家庭がむちゃくちゃになったと・・
献金の額も相当額だったみたいですね・・
つまり、長年、国が見て見ぬふりしてきた被害者に一杯食わされたという見方が出来ます。
”失われた30年”が生み出した経済低迷のツケを払う時が来たのでは?
犯人がもし、一人で悩むことがなければ・・
周りに支えたり、意見を行ってくれたりする人がいれば・・
あるいは、こんな事件は起きなかったでしょう。
犯人は、親が自己破産した後、大学を中退・・
時は就職氷河期で、派遣会社を転々とした人生を送っていたようです。
世間では”無敵の人”って呼ばれてますね。
世間が失われた30年と言われる長期の経済低迷による、人生への不安、
更に、国がしっかりと弱者への支援をする余裕が無い政治体制・・
これらが、今回の事件を引き起こしたと思ってます。
おそらく近い将来、この”失われた30年、40年”のツケを支払わされる日が絶対来ると思います。
思えば、1990年代に起こったオウム真理教事件も、戦後の高度経済成長期に、国が見て見ぬ振りした負の部分が、戦後50年というタイミングで、日本政府に牙をむいた形でした。
オウム事件の首謀者”麻原”は、熊本県出身。生まれた時、自分含めて兄弟全員目が悪かったそうです。全盲レベルで・・
普通こんなことあり得ないのですが、原因は第二水俣病だと言われてます。
当時、国に何度か補助金の申請をしたそうですが、無視され続けたようです。
おそらく幼少期のこの経験が、後の国家転覆を狙ったオウム事件へと繋がっていたのです。
第二水俣病は、戦後の高度経済成長期に、引き起こされた4大公害病の一つです。
つまり、日本が戦後、物凄いスピードで豊かになっていった裏で、巻き起こった負の遺産です。
その負の部分が、戦後50年というタイミングで、戦後最大の敵として日本政府の前に現れたのです。
おそらく、また同じことが起こりますね。
1990年のバブル崩壊以後、”失われた30年”と言われる、長期の経済低迷。その間、日本の賃金は全く増えず、税金は増え続けました。更に、非正規雇用も増え続け、一昔前より、国民は明らかに貧しくなっています。
今後、更に貧富の差は拡大していくでしょう。
その時に、”失われた30年、40年”分の負の遺産を全て背負って、日本国民の前にツケを払わせに来ますよ。
そもそも、この失われた30年なんて、明らかに、日本の政策ミスですからね・・
国家転覆を狙って、テロを起こされたって不思議じゃないです。
もうそろそろ、その時が来たのかもしれませんね。
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