今回は長期投資の落とし穴について!!
株式投資の世界では長期投資こそ正しいとされています。個人的にも、本来の投資は長期で行うものだと考えており、デイトレードなど邪道の極みです。
なぜなら、経済は長期的に見れば、間違いなく成長するものだからです!!
が、実は長期投資も完璧ではありません。
あまり何も考えずに長期投資だけを追い求めると、落とし穴にはまります。
簡単に言うと、タイミング次第で同じ10年間投資しても、リターン率に大きな差が出ること!!
そして、ダメな銘柄に長期投資しても、ダメなものはダメだということです。
S&P500に10年間投資したら
上の記事にて、過去50年間のデータを用いて、あらゆるタイミングでの10年間投資を試してみました。
結果、あるタイミングでは10年間で+343%という驚異的な成績を残せた一方で・・
あるタイミングでは-26%という結果になりました。
ま~これは何も積み立てなかった場合です。仮に、毎月ちょっとずつでも積み立てたら、流石にマイナス成績にはなりません。
が、タイミング次第で大きな差が生まれるのは分ったでしょうか??
過去50年間の場合、最高の10年間は・・
1989年~1998年の10年間でした。
丁度、ブラックマンデーから復活して、ITバブル崩壊の直前のタイミングです。
逆に最悪の10年間は・・
1999年~2008年の10年間です。
丁度、ITバブルがはじけて、更にリーマンショックが襲った悪夢の10年間です。
この10年間、米国株価はほとんど成長しませんでした。
同じ10年でも、タイミングでリターン率が全然違います。
同じだけ、毎月積み立てていた場合、おそらく資産額が全然違っていたと思います。
必ずしも、長期投資が完全に正義かというとそうでもないという事です!!
因みに、もっと長い間、長期投資をやっていると、更に最高と最低の場合の差が広がります。
同じ時間を費やしたのに・・・
クソ銘柄に長期投資をしたところで無駄
長期投資の2つ目の落とし穴!!
それは、いくら株式投資の世界で長期投資がいいと言われていても、クソみたいな銘柄に長期投資しても全くの無駄だということです。
おそらく今後数十年無くなることが無いであろう企業でかつ、実績十分な銘柄に投資するのと・・
聞いたことも無い銘柄で、数年間、チャートが低迷し続けている銘柄に投資するのとでは全然違います。
ましてや、長期でやるほど、結果は全く違ってきます。
本当にいい銘柄に長期投資をして初めて効力を発揮するわけです!!
ま~そういう意味では個別銘柄では無く、インデックスファンドに投資をしておけば、まだそういうリスクは減らせるかもしれませんね~~
インデックスファンド同士でも良し悪しがありますが・・
株式投資をするなら、ある程度、銘柄研究も必要だという事です!!
投資には時間も必要だが入金力も必要
ここで重要なのは、投資は決して長期間すればいいってもんでは無いという事です。
S&P500でも、タイミング次第では同じ10年間投資でも全く違った結果になります。
長期間投資をすることも重要ですが、日々の積み立ても重要です!!
タイミングで結果が変わるのはもう仕方が無い!!
最悪の時代に投資をしてしまったとしても、入金力があれば・・・
それでも、最高と最悪のタイミングでは大きな差になることには違いないですが、資産額は増やせるという事実は変わりません。
結果として最悪の10年だったとしても、日々積み立て投資をしていれば、満足のいく資産額になっているのでは??
おすすめ書籍紹介