kimurouの部屋

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【週刊少年ジャンプ伝説】5週連続新連載を振り返る

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今回は、1998年、週刊少年ジャンプにおける、伝説の5週連続新連載についてです。

 

『ルーキーズ』から『ハンターハンター』まで続いた、伝説の新連載について振り返ります。

 

 

通常の新連載

週刊少年ジャンプの最大の特徴は、掲載作品の血の入れ替えが激しいことです。毎週の、アンケートで連載作品同士の人気の順位が決まり、アンケートの結果が悪いと、容赦なく打ち切りに会います。

 

そして、その穴を新連載陣が埋め、そして、またアンケートが悪いと、ふるい落とすという作業の繰り返しです。

 

ですので、毎年、新連載の作品数は10作品ほどになり、その大半が短期で打ち切られます。何年間も、ジャンプに掲載され人気を保っている作品は、そんな競争に打ち勝ってきているわけです。

 

通常、ジャンプでは年に4回、新連載が始まる時期があり、その時期に何作品か連載が始まります。その時期に合わせて、打ち切られる漫画が何作か出てきます。

 

 

ふつうは、一気に始まる作品はだいたい2作品か、3作品で、まれに4作品一気に始まることがあります。

 

ジャンプに連載されている作品数はだいたい20作品ちょっとなので、そのうちの2作品、3作品がその時に入れ替えられます。

 

新連載5作品はかなり稀!!

かなり稀というか、もはや伝説です。

 

先ほども書きましたが、ジャンプの掲載作品は、だいたい20作品ほどです。そのうち、4分の1の作品を入れ替えるわけです。

 

4分の1の血の入れ替えです。人間なら、大手術です。

 

しかもそのうち3作品が長期連載となったわけですから、新連載5作品投入という、大胆な行動は、十分大成功だったといえるでしょう。

 

伝説の5作品とは?

  • 1週目 『ルーキーズ』

伝説の5週連続新連載の栄えある、トップバッターを務めたのが、のちにドラマ化もされた、森田まさのり先生の『ルーキーズ』です。

 

 

当時すでに大人気作家だった、ベテランの森田先生の久しぶりの新連載ということで、話題を集めました。ジャンプ黄金期に中堅作品として人気を博した『ろくでなしブルース』の作者です。

 

前作は累計発行部数5000万部を超える、大ヒット漫画となりました。前作ヒットを出した後の作品は、打ち切られることが多い、ジャンプですが、森田先生は見事に、2発目もヒットに導きました。

 『ルーキーズ』は知っての通り、不良高校生が甲子園を目指す漫画で、ドラマ化にもなり、映画も公開されたので知っている方も多いでしょう。

 

この作品の違うところは、普通、こういうスポーツ漫画は生徒のほうを主人公にすることが多いのですが、この作品の主人公は先生です。つまり、先生視点から不良高校生が野球に打ち込んで成長していく過程を描いています。

 

ぜひ読んでみてください。名作です!!

 

  • 2週目 『少年探偵Q』

 探偵漫画はジャンプでは難しいのか、この作品は短期で打ち切られました。

 

原作と作画の2人態勢だったようですが、あまり打ち合わせが行われず、毎回、原作だけ渡されていたようです。証拠となる描写などでちぐはぐな展開になったのが、短期打ち切りの原因か・・・?

 

『るろうに剣心』の和月先生は、この作品を最低の原作と評しています。

 

  • 3週目 『河童レボリューション』

20話での短期打ち切りです。

 

  • 4週目 『ホイッスル!』

数少ない、ジャンプでヒットしたサッカー漫画です。アニメ化にもなりました。

 

ちょうど時代も、日本代表が初めてワールドカップに出場した時期と重なったのもヒットの要因かと・・・

 

ジャンプに掲載されたサッカー漫画で、次のワールドカップまで連載が続いたのは、『ホイッスル!』と『キャプテン翼』だけです。

 

 

4年以上続く作品となり人気を博しました。特に、主人公の風祭将はジャンプ史上最も、愛くるしい男の子キャラとして人気になりました。

 

アニメは、少しもったいなかった・・・主に、声優陣が原因なのですが・・・

風祭将の声を、女性ボイスにしなかったのが、当時ファンの間で、相当たたかれました。

 

2016年に、ボイスリメイク版が放送され、約15年の時を超え、アニメがリメイクされました。こちらは、声優陣が一新されているので、クウォリティーが上がっています。

 

 

  • 5週目 『ハンターハンター』

伝説の5週連続新連載の最後を飾ったのは、今なおヒットし続ける名作『ハンターハンター』です。

 

この新連載がなぜ伝説と言われているか?

それはこの作品が最後を飾ったからです。

 

もはや、説明不要の作品かと思われます。今は、長期休載が当たり前になっていますが、連載開始当初、特にアニメ化が決まった当時は、富樫先生はやる気に満ち溢れていました。(それでも、休載は当時から多かったが・・・)

 

富樫先生は、前作『幽遊白書』で、伝説級の人気を博し、その後月一連載で『レベルE』を連載し、こちらも人気を博した流れでの、『ハンターハンター』連載でした。

 

『幽遊白書』終盤で、ジャンプ編集部と険悪になり、アシスタントを雇うことなく、一人で連載し、『レベルE』で、一人でどこまで漫画を描けるか、実験をし、

 

そして、一人で『ハンターハンター』を週刊で書くことを決めたので、そもそも休載が多いのは当たり前なんです。

 

休載しながらも、ジャンプに連載してくれている、富樫先生は、まだ優しいほうかも知れません。(井上先生に至っては、連載すらしてくれません)

 

 

新連載5作品投入の総括

ジャンプの連載陣の約4分の1を入れ替えるという、大胆な作戦に出た編集部ですが、結果として、大成功だったといえるでしょう。

 

5作品中3作品が長期連載となり、2作品はアニメ化、1作品はドラマ化をしたわけですから、見返りとなる利益としては、十分だったと思います。

 

ジャンプの未来がかかってる中で、5作品の入れ替えを決断し、見事に成功させた当時のジャンプ編集部には、十分な先見の明があったといえるでしょう。

 

そもそもなぜ5作品も投入したのか?

じその理由については、当時のジャンプの事情をしっかり把握しておく必要があります。

 

 

まず、当時はジャンプ暗黒期真っ最中でした。1995年に『ドラゴンボール』の連載終了、1996年には『スラムダンク』の連載が終了します。

 

90年代、確かにジャンプは黄金期で、発行部数もどんどん伸びてきていましたが、看板漫画に頼りきりで、それに続く漫画を発掘してこなかったつけが90年代後半に回ってきます。

 

1998年とはそんな時代で、ジャンプの発行部数は、ものすごい勢いで落ちていき、マガジンに発行部数を抜かれて、日本一の座から陥落します。

 

当時すでに、『ワンピース』は連載していましたが、まだ連載1周年でアニメ化にもなっていない作品の影響力はたかが知れています。

 

ジャンプ編集部にとっては、この状況をいち早く打破する必要があったのです。ですので、より多くの作品を新連載させ、人気が出なさそうな作品は、打ち切っていくしかなかったのです。

 

ここまで大胆な血の入れ替えを敢行したわけです。

 

結果として、ヒット作が生まれたので今では、伝説の新連載5連弾となっていますが・・・

 

実は、2017年にも大胆な血の入れ替えが行われました。ここでは書きませんが、いつか詳しく書こうと思います。

 

ではまた・・・

 

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