最近人気のアメリカのS&P500のインデックスファンドへの投資。
確かに、長い目で見て右肩上がりです。これに積み立てていくだけで、平均的なパフォーマンスで大きな利益を得ることが出来ます。
株式投資をしたことない人はイメージ付きにくいかもしれませんが、大半の個人投資家は、このS&P500のパフォーマンスに負けます。
だからこそ、初心者程、このS&P500への積立投資が有効で、ただ積み立て続けるだけで、大きな利益を得ることが出来ます。
S&P500の長期チャートはこんな感じです。
ただ、これはあくまでドルベースです。
円換算した時どうなるのか??
円に換算する上では、為替の影響も受けます。
円ベースでのS&P500配当込みの年次リターン
上の図は、円ベースでのS&P500の年次リターンです。
例えば、去年2021年の場合、円ベースでは驚異の+44%でした。
ドルベースだと+28%ほどでしたが、1年を通して、円安が進んだことで、円ベースだと上積みされたのです。
これを見ると、ここ10年は凄まじいですね。
唯一マイナスだった年は2018年のみで、それでもー8%ほどです。
円ベースとドルベースを比較すると??
上の図がドルベースでのS&P500の年次リターンです。配当込みです。
円換算しても、ほとんど成績は変わってない??
ですよね・・(笑)
もちろん多少の差はあります。
2008年だと、ドルベースだと-39%ですが、円ベースだとー49%です。
この年は円高も進んだので、円ベースだとより損が拡大したわけです。
しかし、2000年~2002年を見ると・・
ドルベースだと3年連続マイナスですが、円ベースだとマイナスは2002年だけです。
これは、当時、アジア通貨危機で円安が進んでいたからですね。
ちなみに、2022年現在も、当時と同じように、ドルベースのS&P500の年次リターンはマイナスですが、円安が進んでいるので、実は円ベースのS&P500だと、史上最高値更新目前なんです。
このように、S&P500への投資は最適解ですが、円ベースだと為替の影響を受けることを忘れないでください。
円ベースでもS&P500の優位性は変わらない
円換算の場合は、為替の影響を受けるという点に注意しなければいけませんが・・
円もドルも、世界的通貨です。
両通貨供、他の通貨に比べて圧倒的に安定しています。S&P500の年次リターンを大きく変えてしまうレベルの、急激な円安、円高は滅多に起こりません。
(2022年はかなりレアケースだと思ってます)
個人的には、円、ドルの為替の影響はさして気にする必要は無いと思います。
事実、円ベースだったとしても、同時期のTOPIXの成績をしっかり上回ってます。
しっかり上回っているので、これだけでも充分投資する価値はあります。
S&P500に投資をし続けるだけで、かなり利益を出すことは可能です。
オススメ米国株銘柄
個別株でも、アメリカにはたくさん魅力的な企業があります。
そして何より、個別株投資は楽しいです(笑)
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