日本人は世界で一番、お金が嫌いな民族らしいです。俺も個人的にそう思っています。基本的に、知り合いとかとの会話において、相手の年収とか貯金とか、そういうお金の話はタブー!!
お金はやらしいもの・・
というのが日本人の常識であり、基本的に資産家は嫌われ者です。
俺が投資をしていると話すと、嫌な顔する同期もいます。
””そこまでしてお金欲しいの??””
・・・ハイ!!(笑)
俺から言わせたら、義務教育で資産運用についてもっと詳しく教えればいいと思うのですが・・
ただ、それを教えてしまうと、俺みたいに働かずに資産運用だけで生きて行こうとする輩が出て来て、富裕層を支えてくれる、従順な労働者たちを生み出せなくなりますからね~~
このブログで語っている通り、別に金持ちになるだけだったら、勉強も最低限でいいし、うまくやれば働かずに生きていけます。
ただ、こういう人はこの国では嫌われます。というより、バカにされます。
皆さんの周りに投資をしている人はいますか??
投資をしている人は、多分自分から言いません。変な目で見られるからです。俺ぐらいです。こんな大々的に言ってるのは・・
俺は他人にどう思われようが、道端の石ころ並みに気にしないので大丈夫なだけです。
なぜこんなにも日本人は投資に壁を作っているのか??
世界的に見ても、環境は整っているにも関わらず・・
日本人には武士道の遺伝子が刻まれている
江戸時代まで時代をさかのぼりましょう。
徳川家康によって江戸幕府が開かれますが、家康公の莫大な資産は3代目家光公の時に底をついてしまいます。
つまり、その後の時代の将軍に突き付けられた江戸幕府最大の課題は””財政問題””です!!
歴史に詳しくない人・・
基本的に、江戸幕府は財政難だったんです。これは、結局最後まで解決できないまま江戸幕府滅亡まで着いてまわります。
既に、4代目の時には資産が底をついていた江戸幕府ですが、時の為政者たちは必死に問題解決を図ろうとしました。
革命的だったのが、金の純度を減らした金貨を発行する制度。これは4代目の時代の荻原重秀っていう男の超ファインプレーだったのですが、後の新井白石や吉宗公の財政政策が下手くそすぎて、結局幕府は慢性的な財政難から抜け出せず・・
(金の純度を減らすという事は、同じ金の量でお金の流通枚数を増加させるという事。つまりインフレ化ということ)
この無能がやったのは、ようするに節約してお金の消費量を減らすというもの!!
これこそ武士道らしい我慢の政策・・
この節約節制が後の日本人のDNAに刻まれているのではないでしょうか??
一見、筋が通ている様に見える政策ですが、結局お金は回さないと経済は周らないんです。江戸時代、経済はデフレでした。現代日本もデフレです。時代は変わっても、日本人は根深いところで結局、武士道が好きなんです。
それでも江戸時代、田沼意次という男が後に現れます。この男は、歴代の江戸幕府の為政者たちで唯一、お金をあえて使う方に選択した男でした。一時的に幕府の財政は回復したのですが、お金が出回りすぎて賄賂政治が横行します。
節約を好む、他の武士たちに嫌われて失脚してしまいます。
財政に関して無能な政治家が多かった江戸幕府ですが、優秀な奴は何人かはいました。
俺が思うに、田沼や荻原はあの時代には珍しく、本当にお金が好きで、誰よりも真剣にお金と向き合った政治家だったのではないでしょうか。
日本人が投資を嫌う理由
バブル崩壊後30年低迷し続ける経済
ハッキリ言いますが、こんな国、日本だけなんです。
30年間も、その国の平均株価が最高値を更新できてないなんてあり得ない。
ずっと、給料が上がってないなんて日本だけです。
他の諸外国は、給料が上がり、物価も上昇する・・
こういうインフレサイクルが普通です。
少なくとも俺は、生まれてからこの方、国が成長しているというのを実感したことは一度も無い!!
日本の場合、株価が低迷してるもんだから、株式投資はもうからないというのが常識になってしまっています。親も投資をしていないし、子供が投資をするわけがない・・
アメリカの場合はどうでしょう??
アメリカの家庭資産の半分は株式投資です。親が投資をしているから、それを見た子供も投資をする。当然の流れです。
アメリカのNYダウは100年以上、常に最高値を更新し続けています。株は資産を増やす最大の武器であることが、国民にしっかりと刻まれています。
そりゃ~、投資は儲からないってなるよね~~
投資の考え方が理解できない
買い物する時って、それを手に入れることによって享受できる利益とか喜びにお金を払っているわけです。
車に数百万円払うのは、車を手にすることによる、便利さとか喜びにお金を払っています。
基本的に、お金を払うというのはそうい事です。
ただ、投資はちょっと違います。
数年後の大きな利益の為に、今、お金を払うわけです!!
俺は毎月、給料を株購入に使っていますが、一見それは自分の銀行口座からお金が減っているだけです。しかし、数年後、複利によって何倍にも増えているであろうと確信しており、それに対して今お金を払っているのです。
要は、これが理解できるかできないか!!
結構、重要なことで、理解できない人は本当に理解できないんです・・
同期の間では、俺が株式投資していることは有名ですが、俺が投資の話して興味持つ人もいれば、全く理解できない人も確かにいるんです。
数年後の利益の為に、今投資をするという事が、本当に理解できないんです。
結局、これってマネーリテラシーの低さなんですが、そいつが頭悪いというより、学校教育でお金について教えられてこなかったというのが最大の問題だと思います。
俺自身、学校で教えられた事って、受験勉強に必要なことだけでした。
日本人の民族性
結局、日本人ってお金を使って経済を回すより、節約してお金を貯めていく方が好きなんです!!
これは民族性なんで仕方が無い・・
俺の会社も無借金経営を自慢してますが、時には投資して事業拡大を狙う事も立派な経営です。やっぱり、日本全体が経済政策に対して欧米に比べて下手くそ・・
やはり江戸時代から変わらない・・
節約節制こそが武士の美学だと日本人の遺伝子に刻み込まれてる。
日本の投資嫌いは根深い
積み立てNISAや、ポイント投資、各企業100円から投資できるようにしたりと、それぞれ努力してますが・・・
日本の投資家率って低いですね~~
若い人ほど始めてほしいのですが、投資家の大半は定年したおじいちゃんです。
株式投資が一番簡単で、堅実に資産を増やすことが出来るのですが、日本の若者が手を出すものといえば・・・
一見簡単に見えてゲーム感覚で楽しめるFXだったり、一獲千金が狙える仮装通貨だったり・・
どこまでも残念な日本人。
日本人って世界的に見て頭いい民族なんだって・・
それでも、ここまでお金に対して下手くそなのは、やっぱり民族性だと思います。