2021年4月から70歳までの雇用延長が企業の努力義務となりました。
更に、2022年4月から年金受給開始年齢が75歳まで選べるように拡張されました。
皆さんご存知でしたか??
一昔前まで、日本の定年退職って55歳だったんですよ!!
今でも、諸外国だと定年55歳の国もありますしね!!
75歳定年までの布石は敷かれた
これまでの日本の定年制度の変遷や、年金制度の変遷を見ていくと・・
- 1973年 それまでの55歳定年から延長の促進を表記
- 1985年 年金支給開始を55歳⇒60歳に
- 1986年 企業に60歳定年義務化
- 2000年 65歳までの雇用延長を努力義務に
- 2013年 希望者全員を65歳まで雇用延長にすることを企業の義務化
- 2021年 70歳までの雇用延長を企業の努力義務化
- 2022年 年金受給開始年齢を最大75歳まで引き上げ(最速で65歳から貰える)
- 2025年 65歳定年
現在多くの企業では、60歳定年で65歳まで雇用延長をする流れになっています。
日本の企業の8割はこの流れを汲んでおり・・
2021年4月から、それが70歳までになりました。
前回、65歳までの雇用延長が努力義務から、希望者全員の雇用延長を義務化するまで13年・・
同じ、13年、もしくは急速に進む少子高齢化や、コロナショックによる国民の所得の低下から、思っていた以上に早く、70歳までの雇用延長完全義務化になるかもしれません。
とすると、2020年代の内に、大半の企業が70歳までの雇用延長を義務化するでしょうね。
一方で、年金制度は?
現在の年金制度は65歳から。60歳からも貰おうとすれば貰えますが、1か月早めるごとに、0.5%ずつ減少していくみたいです。
逆に、65歳から年金受給開始を1か月遅らせる毎に、0.7%増額になるらしいです。
その遅らせる期間が最大で70歳だったのが・・
2022年4月から75歳に延長になるようです。
つまり、最大で75歳から年金受給開始にすることが出来るという事ですね。
今までの流れを見ると、最早75歳までの雇用延長の布石は置かれたと考えていいでしょう。
政府の本音は??
””70を超えてから年金貰った方が得だから、お前ら頑張って70歳まで働けよ!!””
””今の若者はたぶん、80歳を超えても働く事になるかもね💛””
こんな所ですかね(笑)
少しでも日本の年金制度を延命する為に国も真剣です。
おそらく近い将来、年金受給開始は80歳まで延長が可能になるでしょう。
そうなると、70歳代での定年も当たり前になります。
今の20代とかだと、本当に体が動かなくなるまで働く事になります。
文字通り生涯現役になります(笑)
そもそも年金はどれくらい貰えて、どれくらい老人は貧乏なのか?
通常のサラリーマンの場合、年金は月15万円弱だと言われてます。
更に、自営業者の場合、国民年金だけしか無いので月6万円ほどです。
当たり前ですが、足りませんよね??(笑)
サラリーマン時代にある程度の貯金が無いと生活が行き詰まるのは当然です。
2019年に起こった、2000万円問題は、平均でどれだけ足りないかを算出したものです。
年金受給開始が遅くなるという事は、これが貰える時期が遅くなるという事。更に、年金制度が行き詰まると、もらえる金額も減っていきます。
今後は、老後2000万円問題どころではないでしょうね(笑)
貧乏老後を迎えないために
貧乏老後を迎えないために、現役時代にお金をためておく必要があります。
お金持ちになる為には
- 真面目に働いて堅実に毎月貯金する事
- その貯金を複利の力で増やしていく
- 1,2を若い内から長い間続ける事
究極、これで金持ちになれます。
仮に、毎月5万円ずつ貯金をしたら、1年で60万円。
40年間で2400万円。老後2000万円問題が解決します。(笑)
世界一の投資家””ウォーレンバフェット””も言ってますが、人間、時間をかければお金持ちになるのは簡単なんです。
先ほどは貯金だけでしたが、それを年利5%の投資信託に投資していれば・・・
毎月5万円、更に年間5%の複利で増えていく・・
指数関数的にお金が増えていくのが分かりましたか??
おすすめ書籍紹介