毎年、公開される名探偵コナンの映画。今年、2019年も4月12日(金)に公開が予定されています。
もう今年で23作目、23年目になります。もはや、4月はコナン映画が風物詩になりつつあります。
そして、今年の映画は23年目にして、史上初の海外が舞台!!
怪盗キッドが主演という事で、ファンの間でもかなり盛り上がっています。2018年に公開された、『ゼロの執行人』は興行収入90億円を超える大ヒット!!
今年は、興行収入をどこまで伸ばすことができるのか?注目です!!
コナン映画は23年目に突入!!
今年で23年目・・・すごいですね。1997年からやってるんですね。
しかも、ここ数年はさらに人気が高まった感があります。一時期、人気が停滞していた時代もありましたが、監督交代、利益重視の展開を見せ、興行収入は、今現在6年連続で最高記録を更新しています。
コナン映画歴代のテーマソングをまとめたCDです。公開前に聞いてみてはいかがでしょうか?
ストーリーあらすじ
現段階で分かっていることです。映画の予告チラシそのまま抜粋です。
19世紀末に海賊船と共にシンガポール近海に沈んだとされる、世界最大のブルーサファイア””紺青のフィスト””。現地の富豪が回収をもくろみ、表舞台にその姿を現した時、マリーナベイサンズにて殺人事件が発生。現場には、怪盗キッドの血塗られた予告状が残されていたーーーー
一方、シンガポールで開催される空手トーナメントを観戦するため、蘭と園子は現地を訪れていた。パスポートを持っていないので海外渡航できないコナンは留守番のはずだったが、彼を利用しようとするキッドの奇術的な方法により、強制的にシンガポールへ連れてこられてしまう。キッドに従わなければ日本に帰ることすらできないコナンは、メガネ、腕時計、服などすべて奪われ変装することにーーー
その正体に気付いていない蘭に名前を聞かれ、とっさにアーサー・ヒライと名乗る。やがて、キッドはある邸宅の地下金庫にブルーサファイアが眠っているという情報を得る。いとも簡単に侵入成功したと思われたが、危険すぎる罠がキッドを待っていた。立ちはだかったのは、400戦無敗の最強の空手家・京極真。キッドの運命は・・・!?そして、不吉な何かを予兆するかのように、シンガポールの象徴・マーライオンから真紅に染まった水が放出される!
今作のポイント
史上初の海外が舞台!!
これはかなり重要な出来事です。
コナンは設定上、海外には行けない縛りがあります。過去、『ベイカーストリートの亡霊』では、コンピューター世界でロンドンを舞台にするという、離れ業をやってのけましたが・・・
コナンは、戸籍上存在しない人間、つまりパスポートがなく、海外に行くことができません。ですので、20年以上話は続いていますが、海外が出てくることは少ないんです。
原作では一度、コナンが新一に戻り、ロンドンに行くという展開がありました。これは、原作20年以上続いて、一回だけの展開で、しかも同じ感じの話はもうできないでしょう。(読者に飽きられるため)
しかし、今回は海外、シンガポールが舞台です!!あの有名なマリーナベイサンズが舞台の中心です。
僕も、3年ぐらい前に泊まりに行きました。一人で・・・
劇場版初登場・京極真!!
コナン史上最強のキャラで、原作者の青山先生も強すぎて、扱いきれていないキャラでもあります。
満を持しての劇場版初登場。近年は、劇場版ではコナンや蘭に注目が集まることが少なく、他のキャラを主人公に据えることが多くなっています。
21作目『から紅のラブレター』では、服部平次を、
22作目の『ゼロの執行人』では、安室さんを、
というように、近年、他のキャラに重きを置いています。今作では、キッドと京極さんです。
23年目ですから、コナン、新一と蘭の関係はもう描き飽きたというところでしょう。
京極と園子のラブストーリーに注目!!
京極真は園子の彼氏ですね。
今回はそこに注目です。おそらく、蘭と新一ははそこまで描かれません。
さらに、400戦無敗の男とキッドの対決にも注目です。
園子の中では、好きな人は京極真ですが、あこがれの存在が怪盗キッドです。好きな人と、あこがれの人というのは似ているようで、紙一重で違います。
そんな女心にも注目かなと思います。
コナンはどうやってシンガポールへ行くのか?
予告では、キッドの奇術的方法としか書かれていません。
どっちにしろ犯罪臭がプンプンしますね(笑)
そして、コナンは怪盗キッドにいつもの道具であるメガネや腕時計、そして劇場版ではいつも大活躍する、ボール射出ベルトも取られてしまうみたいです。
変声機もとられるのだろうか・・・?
コナンはいつも以上に役に立たなそうです・・・
監督がまた変わる
コナンの監督はあまり変わらないことで有名です。20年以上やっていますが、今回の監督は5人目です。
しかも、4人目の監督は前作だけの1作品だけだったんですよね・・・
なぜ、急に監督を変えたのでしょうか・・・?
前回の監督はなかなか個性的な演出だったように思えます。その演出が、ストーリーとマッチングしていて、よかったのですが、もしかしたら今回は、ストーリー上、監督の演出という意味で、交代したのでしょうか?
今作の監督は永岡智佳監督。一応、コナンの過去作には何作かかかわっています。出世したという面が強いかなと・・・
そして、脚本は大倉さんです。から紅以来、2年ぶりに脚本を務めます。
おそらく、ミステリー重視の作品になるかと・・・
映画予想
タイトルの意味
タイトルである、『紺青の拳(フィスト)』は宝石の名前です。
過去、キッドが出てきた映画タイトルを振り返っても、宝石の名前、つまりキッドの獲物がタイトルになることは初めてです。
キッド主演の過去作は
第3作 『世紀末の魔術師』
第8作 『銀翼のマジシャン』
第14作 『天空の難破船』
第19作 『業火のひまわり』
タイトルに特別深い意味があるというわけではないですが、宝石の名前がそのままタイトルになるのは初の試み。
この宝石が意味するものは、予想以上に大きいのかもしれません。
コナンは見せ場が少ない?少年探偵はでない?
いつもの道具一式とられちゃうわけですから、コナンの見せ場はかなり少ないかなと・・・
過去、コナンから道具がなくなったという点からみると『ベイカーストリートの亡霊』が当てはまります。超人プレイがない分、ミステリー重視、頭脳重視になりやすいので、ミステリーの面で見ごたえがある映画になるのではないでしょうか?
そして、今回もしかしたら少年探偵団、およびアガサ博士が出ないかもしれません。
これはすごいことですよ。何といっても、灰原以外は、第1作目から今まで、劇場版に出演し続けていますから・・・
しかも、少年探偵団は、コナンの行くところには絶対ついてきますから、今回それがないわけですから、そういう点で歴史的作品になるかも・・・
まー電話とかで出てくるシーンはあると思いますが、彼らが直接本編の話に絡むことはなさそうです。
予告には出てませんでしたが、さすがに小五郎はシンガポールに来るでしょう。
コナンは新一に戻る?
新一に戻ったら、第7作『迷宮の十字路』以来、16年ぶりです。
予告では、マリーナベイサンズのあの有名なプールで、新一と蘭がいちゃついていましたが、さてどうなるか・・・
まー予告詐欺なような気がしますね・・・
おそらくあの新一はキッドでしょう・・・
興行収入予想
前作は92億円の大ヒット。そして、現在6作品連続で興行収入最高記録を更新中!!
第17作 『絶海の探偵』 36億円
第18作 『異次元の狙撃手』 41億円
第19作 『業火の向日葵』 44億円
第20作 『純黒の悪夢』 62億円
第21作 『から紅の恋文』 68億円
第22作 『ゼロの執行人』 92億円
20作品目で60億円を超えたとき、翌年の記録更新は無いと思いましたが、21作目も記録を更新しました。
今回も、普通に考えたら、もう記録更新はなさそうですが、さてどうなるか?
ついに100億円の大台に突入するのか?100億行ったら、まじで快挙ですね。TVのアニメシリーズの劇場版としては、史上初の快挙です。
ちょっと想像できないですが、まーよっぽど作品の質が悪くない限り、90億円近くまではいくと思います。
90億円ぐらいでしょうか?
総括
コナン映画は、長期プランの中で動いています。
おそらく、映画25周年記念を目指して、準備を整えている段階です。だからこそ、去年、安室さんの話だったんです。
今回、京極を出したという事は、おそらく25周年への布石かと思います。
そういう視点から見てみても面白いかもしれません。