今回は、『名探偵コナン』映画シリーズ!!
第19弾『業火の向日葵』について!!
2015年公開で、キッド回の映画・・・
珍しくタイトルが日本語だったことで結構話題になりましたね~
注目は、エンディングの次回映画の予告・・・
この年から、映画予告にキャラのセリフなども入るようになり、ファンサービスが過剰になってきました!!
『名探偵コナン業火の向日葵』概要
史上5作目のキッド登場映画
『業火の向日葵』の公開は2015年!!
今から4年前の作品です!!
キッド登場の映画でいうと、
第3作『世紀末の魔術師』
第8作『銀翼の奇術師』
第10作『探偵たちの鎮魂歌』
第14作『天空の難破船』
に次いで史上5作品目となります。実に5年ぶりのキッド回となりました・・
また、タイトルは””業火の向日葵(ひまわり)””と、珍しく日本語読みでした!!
これは、第4作『瞳の中の暗殺者』以来15年ぶりの出来事です!!
歴代でも、
第1作『時計仕掛けの摩天楼』
第3作『世紀末の魔術師』
第4作『瞳の中の暗殺者』
に次いで史上4作目というレア度・・・
コナン映画は、漢字を英語読みにするという所に、一種のお洒落な感じを出しており、それがコナン映画の伝統でもありましたが、
『業火の向日葵』では、実に15年ぶりに超久しぶりに、この伝統が破られました!!
興行収入は過去最高の44億円越え!!
今作でも興収最高記録を更新しました!!
これで、
第17作『絶海の探偵』36億円
第18作『異次元の狙撃手』41億円
第19作『業火の向日葵』44億円
・・
3年連続で過去最高記録を更新しました!!
そして、この流れは現在も続いています・・・
おそらく、2020年公開の映画も・・・
この頃はまだ40億円超えたら、すげーーーってなってましたが、今や40億円ぐらいなら公開から15日間ぐらいで辿り着きます(笑)
2019年公開の映画は最終的に92億円・・・
一体どこまで成長するのだろう・・・
主題歌はポルノグラフィティ
コナン映画の主題歌を務めるのは初めてですね~
第16作『11人目のストライカー』あたりから、主題歌担当歌手がビーイングにこだわらなくなって、事務所の垣根を超えたキャスティングが続いています!!
ポルノはソニーミュージックですもんね~
ちなみに、ポルノがアニメ映画の主題歌を務めるのは、『ブリーチ』劇場版以来7年ぶりとのこと・・・
結構名曲です!!

ゲスト声優は榮倉奈々
正直、下手でした・・・(笑)
しかも、前年の『異次元の狙撃手』と同じで、ゲスト声優を犯人にするという悪手・・・
前年の『異次元の狙撃手』はそれでもよかった・・・
まさかゲスト声優を犯人にするとは・・・!!
という新鮮さがありましたが、これを2年連続でやる必要はないです!!(笑)
榮倉奈々さんはドラマでも活躍されている女優さんで、正直あそこまで声優が下手だったことにびっくりしました!!
TVドラマで演技力があっても、声優もできるというわけではないんですね~
衝撃の次回予告
毎年恒例の次回作の予告・・・
コナン映画は、終わってエンディングが流れても誰も帰りません!!
(逆に帰ったら素人です(笑))
なぜなら、エンディングが終わったら最後に次回映画の、つまり翌年の映画の予告があるからです!!
そしてこの予告なのですが、『業火の向日葵』以降、かなりファンサービスよりな作りになっています・・
それまで、ちょっと映像が映されるだけでした・・
例えば、
『業火の向日葵』の予告だと、向日葵の映像が・・・
『天空の難破船』の予告だと、飛行船が沈む映像が・・・
正直、これだけの情報で来年の映画を予想しろだなんて、土台無理な話だったんです(笑)
しかし、この頃から変わります!!
より、コナンファンに寄り添った、濃い次回予告になります!!
たった、10秒もない映像ですが、その映像に全てを懸けてます!!
酒場のバーで、グラスにある氷がカランと音を立てて落ちる・・・
そして、ジンのセリフ・・・
””キール、バーボンまさかな・・・””
ほんの10秒もない映像ですが、コナンファンは大盛り上がりです!!
次回作は、久しぶりの黒の組織回!!
この作品以降、次回予告に誰かのセリフが入るようになりました!!
『業火の向日葵』豆知識
本来の脚本から大幅にカットされた?
今作の脚本は『絶海の探偵』以来2年ぶりに復帰した、””相棒””シリーズでおなじみの櫻井さん・・・
コナン映画史上初めて、絵画を扱ったミステリーとなっており、注目されました!!
さらに、前作の『異次元の狙撃手』の評価が高くて、それだけ期待したファンも多かったと思います!!
しかし、見ていて思ったと思いますが、後半がかなり駆け足・・・
というか、無理やりすぎる・・・
正直ガッカリした覚えがあります。(しかも榮倉下手だったし・・・)
ただ、これには理由があって、櫻井さんが書いた本来の脚本は、色々あって3時間の大長編になったようです!!(笑)
これによって、3時間の内、1時間以上カットするという、大技に出ざるを得なかったようです!!
3分の1を削ったようです!!
櫻井さん本人曰く、殺人事件丸々一個なくなったみたい・・・
3分の1をなくすぐらいですから、本当にそのレベルだったんでしょうね~
原作の青山先生渾身の殺人トリックもカットされたようです・・
おそらく、脚本を大幅にカットするにあたり、『業火の向日葵』の本来のコンセプト・・・
””アートミステリー””を前面に押し出すことを選んで、この方針で行ったのでしょう!!
さらに、キッド映画だったこともあり、キッド様頼みで、最後らへんは組み立てなおしたのでしょう・・・
事件よりも、キッド様を前面に押し出すことを選んだ・・・
ま~中途半端になるぐらいなら、一気にカットしてしまった方が良かったのかもしれません・・・
ま~全体としてちょっと残念な映画になってしまいましたが・・
キッドファンにとってはいい映画だったのではないでしょうか?
実際に、興収は最高記録を更新しましたから・・・
何やかんや、商売ですから、儲けたもん勝ちです!!
博士ほとんど絡まず・・・
最近の映画にありがちな傾向ですが・・・
初期の映画ではかなりの露出度を誇っていた、初期の頃からのレギュラーメンバーが、最近は影が薄くなっています・・(笑)
仕方ない感もありますが・・
今作では、アガサ博士の出演が激減しました!!
ほとんど話には絡みませんでした!!
白鳥刑事といい、目暮警部といい・・・
最近は、映画に出なかったりと、初期のレギュラーメンバーの影は確実に薄くなっています!!
『業火の向日葵』評価
評価はBくらい・・
前作が良かった分、もったいない!!
正直、キッド回はクウォリティが下がるというのは、コナンファンにとっては当たり前の話・・・
キッド回にしては耐えた方かもしれないですね~
同じキッド回でも、今年公開の『紺青の拳』は面白かったんです!!