(この記事は2022年3月の再掲です)
ここ最近、ロシアウクライナ問題により、世界的に株安が続いています。株だけでなく、仮想通貨も・・
キムローの資産額も連日のように乱高下が激しいです。
こんなに激しい値動きは2020年のコロナショック以来2年ぶりです。
あの時は、まだ資産額が少なかったので、今思えば大したことなかったですが、今は1000万円を超えているので、普通に10万、20万円以上が1日で増えたり、減ったりしています(笑)
俺は一応、こういうリセッション時に備えて、テスラやAppleのような成長株ばかりでなく、マクドナルドやコカ・コーラのような安定高配当株にも投資しています。
個別株ばかりでなく、S&P500に連動したVOOや、高配当株を集めたVIGやVYMにも投資しています!!
さて・・
高配当株ETFは、こういう時ほど真価を発揮します。
というか、発揮してもらわないと持ってる意味がありません(笑)
VYMとVIGはどんなETF
まずは、VYMとVIGのETFの概要に関して
VYM・・
全米国株式銘柄の中から市場平均を上回る配当利回りを出している、大型株で構成されています。
構成銘柄の上位にはJ&J、JPモルガン、P&G、バンクオブアメリカなどがあります。
数ある米国株ETFの中でも、かなりの安定感を誇るETFになってます。
2022年現在、株価は$100~$110となっています。
VIG・・
全米国株式の中から10年以上連続で増配し続けている、大型株、中型株に連動したETFです。VYMは配当利回りで構成銘柄を選んでいるのに対し、VIGはあくまで連続増配しているかで選んでいます。
構成銘柄の上位にはMicrosoft、J&J、ユナイテッドヘルスなどがあります。
こちらも数あるETFの中でも上位の安定感を誇ります。
2022年現在、株価は$150~170ほどになってます。
VYMとVIGの株価推移は??
VYM、VIG共に2006年ごろからの株価推移です。
次に、VYMとVIGの株価比較です。
青がVYM 黄がVIGです。
これを見ると、VIGの方が優秀ですね。
2008年のリーマンショックを見ても、VIGの安定感はずば抜けています。
当時、S&P500はピークから半分ほどになったにも関わらず、VIGは-30%ほどで耐えています。
更に回復が早いのもVIGですね。
単純に高配当株に投資するより、何十年も安定して増配し続けている株に投資した方が良いのかもしれません。
例えば、高配当という基準だと、Microsoft株などは絶対に構成銘柄には入りませんからね・・
高配当株の恩恵も受けつつ、グロース株の恩恵も受けることが出来るETFといえるでしょう。
S&P500との年初来パフォーマンス比較
次にS&P500との年初来比較です。
2022年現在、年初から株価は下がり続けていますが、安定感が売りのVYMとVIGのパフォーマンスはS&P500と比べてどうか??
VYM、VIG共に、S&P500に比べて下げはマシです。
長期で見た時、VYMよりパフォーマンスの良かったVIGですが・・
今回に限ると、最も安定しているのはVYMです。
おそらく、VIGにはMicrosoftのような銘柄が含まれているからでしょう。連続増配株なので、割と株価の変動が激しいハイテク株も含まれてしまいます。
近年、ハイテク株の影響力が大きくなりすぎているアメリカ株市場。
景気後退時において、ハイテク株は大きく下げやすい銘柄です。単純に、高配当と言われる老舗銘柄のみで構成されているVYMの方が、今回の場合は安定しているのは、それが原因です。
実際、ハイテク株が今ほど影響力の無かった、2008年当時のVIGはVYMより安定していましたが、近年のコロナショック時は、むしろVYMの方が下げはマシでした。
今回の下げでも、VIGの方が下げが目立ちます。
ハイテク株を構成銘柄に含めるのは、ある意味、諸刃の剣なのかな・・
配当金に力を入れたETFは安定している
どちらにせよ、VYM、VIG共に、S&P500より、安定していました。
リセッション時に、その効力を発揮するVYMとVIGでした!!
VOOやVTIと一緒に、こういう銘柄も持っていてもいいかもしれませんね~~
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