(この記事は2022年4月の再掲です。現在も逆イールドは進行中!!
2年以内にリセッションが来ると言われているが、もう過ぎ去ったのか??)
遂に3月に逆イールドが発生しました。
逆イールドとは、短期の債券の利回りが、長期の利回りを上回る逆転状態のことをいいます。
今騒がれているのは、アメリカの2年債が10年債の利回りを上回ったという逆イールドです。
ここまで注目されるのは、過去の前例があるからです。
1990年以降、この逆イールドが発生した1年後~2年後にかけて、歴史に残るレベルのリセッションが発生しているのです。
1998年、2007年、2019年・・
そして、今回の逆イールドは2019年以来2年ぶりです。
普通は長期利回りの方が高い
基本的に長期の債券の方が利回りは高いとされています。
長期間保有するので、投資家にその分の恩恵をもたらすという意味でも、30年債利回りの方が、一般的に利回りは高いはずなのです。
一方で、2年債ほど短期だと、景気に敏感で、割と頻繁に変動します。
2年債の利回りが高くなっている今の状態は、簡単に言うと市場はアメリカがヤバいと思っているということです。
色々原因はありますが、政情不安が多いです。
高止まりしているインフレや、ロシアウクライナ間の戦争、それによる東西冷戦の再来・・
市場の不安が大きい時に、短期国債の利回りは上がりやすいのです。
逆イールドは不景気局面入りへのサイン??
逆イールドと言う、短期債利回りが長期債利回りを上回っている状態。
つまり、短期債利回りが上昇している・・
市場不安が広がっているという事です。
過去の逆イールドを見ても・・
1998年の逆イールド発生後、2000年にITバブル崩壊しました。
2006年~2007年雄逆イールドはご存知の通り。2008年のリーマンショックに至りました。
2019年の逆イールドは、2020年のコロナショックに至りました。
そして、今回2022年に2年ぶりに逆イールドが発生。
過去の例から見ても、世間がリセッションを恐れている理由が分かると思います。
この逆イールドが起こって、良かった試しが無いのです(笑)
逆イールド後2年以内にリセッションが起こる??
ただ過去の例を見てると、逆イールド発生後、すぐに景気後退が起こるわけでは無く・・
実は、逆イールド後1年くらいは株価が上昇するのです。
これは原因が分からないらしくて・・
経済の不思議ですね(笑)
市場に不安が広がっているのに、なぜ株価が上昇するのか??
そして2年ぐらいしてリセッションが始まるという・・
とにかく、今の株式市場は色々普通では無いのかもしれないですね。
何が起こっても、今のスタイルを崩すことなく、自分のペースで投資を続けるのが大事。
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