1848年アメリカ西海岸で起こった””ゴールドラッシュ””
アメリカの西海岸、サクラメントで金鉱が発見されたことから、全世界から金を求めて、一巻千金を夢見る人たちが押し寄せました。
当時、人口2万人ほどだったカリフォルニアは、5年の内に40万人以上に膨れ上がったと言われています。
これにより、カリフォルニアは発展し、今の世界的大都市へと成長していきました。
ちなみに、日本からもゴールドラッシュを求めて訪れた人がいます。””ジョン万次郎””と言う人で、ゴールドラッシュで600ドル稼ぎ、ハワイを経由して、無事日本に帰国したそうです(笑)
ゴールドラッシュを求めた掘削者の99%は破綻した
一獲千金を夢見て、多くの人間を魅了したゴールドラッシュですが・・
実は、金を掘り当てて金持ちになったのは、初期に訪れたごく一部の人間だけでした。
ゴールドラッシュに訪れた99%は、初期投資も賄いきれず後に破産したようです。
掘る為の道具をそろえたり、宿に泊まったり、服を買ったり・・
その支出を賄えるだけの、金を大半の人は掘れなかったみたいですね~~
本当に、初期に情報を入手して金鉱を見つけた人以外は、もう掘りつくされていて、金を見つけられなかったのでしょう。
ゴールドラッシュで儲けたのは・・??
ゴールドラッシュの時に、本当に儲けた人は
掘削者の為に、作業着を提供した人、スコップを売った人、宿を提供した人、酒場で酒を提供した人・・そして彼らの為に鉄道を引いた人
などです。
つまり、肝心の一獲千金を求めた人は、金を儲けられず、彼らをサポートした人側が儲けたわけです。
何とも皮肉な話ですね。
特に有名なのが、後のデニムを開発したと言われる””リーバイス””。
当時の作業着は、金を掘削する上で非常に破れやすかったところに目をつけ、帆船などの帆に使われていた生地を使って、作業着を作りました。
更に、害虫対策の為、特殊な染料を使い、それが独特の色を出し、やたらファッショナブルな仕上がりとなり、あっという間に爆発的に売れるようになりました。
これが後のジーンズとなります。
ゴールドラッシュから学べること
ゴールドラッシュの教訓から学べることはたくさんあります。
一獲千金を夢みて、金を掘りに行くのも結構ですが、その周辺をサポートした人たちを、知らぬ間に潤わせていたということ・・
世の中、結構こういうことありますよね・・
知らぬ間に、貧乏人は金持ちを潤わせている。
華やかなものに、人々は目が行きがちだが、実はそれを裏から支えている人の方が需要があり儲けているなんてのは良くある話です。
株式でも
売り上げや利益が順調に伸びていて、将来に向かって需要も申し分も無いのに、地味すごて、ほとんど注目されていない銘柄があります。
こういうのは最高ですよね!!
誰も注目していないので、情報量も少なく、見つけるのが難しいのですが・・
超人気銘柄でも、一番儲けたのは初期から投資していた人たちです。後から群がってきた時は、もうブームが過ぎ去り株価は下がる一方・・
あるあるすぎる話ですね(笑)
2022年現在、ドル円は歴史的な円安です。円安で儲けるのは輸出産業。だから、輸出に強い企業の株を買おう・・
これじゃ~もう遅いのです。
一番儲けたのは、円高の時から仕込んでいた奴!!
世の中、そういうものです。資本主義とはそういうもの・・
だからこそ、投資って難しい。
オススメ米国株銘柄
おすすめ書籍紹介