2020年もいよいよ1か月を切りました。色々ありましたが、ほとんどがコロナ関連!!
コロナ以外でひと際目を引いたのが、電気自動車の存在価値の増大ではないでしょうか??
電気自動車自体は2000年代から市販されていましたが、今年ほど、こんなに話題になった年は有りませんでした。
欧米各国では2030年頃にはガソリン車が廃止になる方針が定められ、いよいよ日本でも本格的に、内燃機関廃止の流れがはじまりそうです。今から10年余りで、世の中の自動車の大半は電気自動車になるはずです。
- テスラの存在が大きかった
- 欧州では通年で10%を超える??
- 日本のEV化は遅れているのか??
- 2030年代半ばに日本でもガソリン車禁止に!!
- 既存の自動車メーカのいくつかは無理だろうな・・
- オススメ書籍紹介
テスラの存在が大きかった
何といっても今年はテスラが凄まじかった・・
特に投資の世界では、今年一番世の中を揺るがしたのはテスラではないでしょうか??
夏ごろには、時価総額で業界トップのトヨタを超えて、今や日本の自動車メーカーが束になっても敵わない額になっています。
そもそも、自動車業界と言うのは約100年前に出来た老舗の大企業のみで独占されていました。新しく、企業が入り込む隙なんてずっとありませんでした。
それが、2000年代、実に60年以上ぶりにテスラが自動車メーカーとして上場開始しました。
そこから10数年・・
時代は変わりました。
完全EVはさることながら、完全オンライン購入制。コロナもあり、この購入方法は、正に時代が味方をしました。
そして、スマホみたいに、どんどんアップグレードされていくという、今までの自動車メーカーと全く違うアプローチ!!
今まで、バッテリーが高すぎて、EVでは利益が上がらないという常識を覆しました。
テスラや他の新興EVメーカー人気は、来年以降も継続していくでしょう。
欧州では通年で10%を超える??
もしかすると、2020年欧州でのEV販売率は全体の10%を超えるかもしれません。
既に、10月終了時点で年間販売台数の内9.5%が、電気自動車とプラグインハイブリッドです。
ノルウェーでは今年売れた車の内、約8割がEVかPEVという事実・・
めちゃくちゃ環境意識が高い!!
イギリス、フランス、ドイツと、欧州主要市場でも10月の販売台数の10%以上はEV,PEVです。
このペースで行くと、来年は3割ぐらいに到達しそうな勢いです。
欧州だけでなく、中国やアメリカでもこの傾向は加速していくでしょうね~~
特に、アメリカの場合、今後4年間は化石燃料に否定的なバイデン政権が続きます。
今は、カリフォルニア州だけが、2035年までのガソリン車販売禁止を宣言していますが、近いうちに他の州も続きます。
日本のEV化は遅れているのか??
色々意見はありますが、俺は遅れてると思います。
未だに、電気自動車に否定的な意見を書く専門家もいますが、俺から言わせれば現実逃避。あまりにも視野が狭すぎる。
この世界的に脱ガソリンの流れにおいて、日本人の意識の低さは相変わらず・・
テスラも、アジアで最初に進出したのは日本だったのに、今や中国の方がテスラ車が多いです。
EVは高いというイメージがありますが、近いうちに今の軽自動車並みの値段になるだろうし、バッテリー性能も格段に上がりはずです。
そうなったら、最早ガソリン車を買う意味がないよね・・
携帯と言い、車と言い・・
なぜこうも、日本はガラパゴス化するのか??
2030年代半ばに日本でもガソリン車禁止に!!
遂に日本でもこういうニュースが流れる時代になったか・・
今から15年後、日本国内でガソリン車販売は無くなります。今から15年前と言えば2005年・・
まだスマホも無かった時代。
全てがEVに取って代わられるには十分すぎる時間だと思います。
ちなみに現在ですが、日本における電気自動車の販売台数は、月当たり1500台前後・・
率にすると、全体の0.7%ぐらい。
まだまだ世界からは開きがありますね!!
ヨーロッパは10%を超えようとしているのに・・
既存の自動車メーカのいくつかは無理だろうな・・
おそらく今の既存の自動車メーカのいくつかは、後10年以内に十分なEVのラインナップをそろえることはできないと思います。
消えるか、企業同士で手を組むか、吸収されるか・・
どっちにしても消えるメーカは出てくるだろうね~~
今まさに、自動車業界は時代の変換点にいるんだな~~と日々感じます。
オススメ書籍紹介