皆さん、『ビッグマック指数』ってご存知でしょうか??
俺は知りませんでした。というか、少し勘違いしてました(笑)
『ビッグマック指数』って、シンプルに言うと
各国のビッグマックの値段の比較です。これの本来の意味は、基準のアメリカとの経済力を測るための物です。
俺は、各国の物価の高さの比較だけだと思ってましたけど、もう少し深い意味がありました。
『ビッグマック指数』とは??
マクドナルドで販売されているビッグマックの価格を比較することです。
マクドナルドってほとんど全世界にあります。アイスランドには無いらしいけど・・
俺も色々世界中行きましたけど、マクドナルドが無い国は行ったことないです(笑)
ビッグマックって、全世界でほぼ同品質で作られているそうです。(厳密には異なるらしいが・・)
どこで値段に差が出るかと言うと、原材料費や店舗の光熱費、店員の労働賃金などなど・・
**厳密に言うと、国によってカロリーが違ったり、政府からの援助でマクドナルドが立てられていたり、原材料を全て輸入に頼っていたりする国もあるので、比較は正しくはないのです**
例を挙げると・・
日本でビッグマックが250円で売られていて、アメリカで2ドルだった時。
250/2で1ドル=125円が『ビッグマック指数』となります。
為替で1ドル=110円だった場合、為替相場は円高であり、徐々に125円に近づいていくと推測されます。
あくまで、基準はアメリカです。当然ですが・・
この『ビッグマック指数』は、1980年代から年に2回発表されています。
このビッグマックの値段を、労働時間で割ることで、その国の賃金も出すことができます。
世界のビッグマックの価格ランキング
- ベネゼエラ 918円
- スイス 774円
- ノルウェー 693円
- スウェーデン 681円
- アメリカ 621円
- カナダ 584円
- イスラエル 568円
- ウルグアイ 562円
- ユーロ圏 552円
- オーストラリア 527円
- ニュージーランド 524円
- イギリス 522円
- デンマーク 522円
- ブラジル 480円
- シンガポール 474円
- クウェート 457円
- チェコ 449円
- アラブ首長国連邦 441円
- 韓国 440円
- バーレーン 437円
- アルゼンチン 434円
- チリ 433円
- タイ 429円
- コスタリカ 422円
- クロアチア 412円
- サウジアラビア 410円
- ホンジュラス 403円
- ニカラグア 400円
- パキスタン 396円
- カタール 393円
- 日本 390円
日本は31位です。
因みに2000年頃は、日本はアメリカよりも上の位置にいました。
年々、順位を下げて今や31位です。
北米や北欧は流石に高いですね(笑)
日本から、アメリカや欧州に旅行に行こうと思ったら、結構高価になっちゃいますもんね!!
この『ビッグマック指数』を把握していると、海外旅行の時に結構役に立つかもしれませんね~~
安くなっていく日本!!
日本安い~~って思いましたか??
安いのは良い事なのでは??
と一見思ってしまいますが・・
日本の物価が、どんどん他国に比べて安くなってきている日本人の平均賃金が下がっているからですよ(笑)
日本人の労働力が安くなってるのです。
日本人の平均年収は1997年がピークで、ここ25年間、全く給料は上がっていないわけです。
だから日本は物価が安くて、近年、世界中から観光客が増えたのです。これって、日本の物価が安いからなんです。後は、治安も良くて見どころも多いから、それも相まって増えているだけです。
要は、一昔前、日本人が東南アジアに抱いていた感情を、今は日本人が抱かれているのです。見下されてるんですよ(笑)
日本のお家芸の自動車産業ですが、将来的に電気自動車は海外で作る必要が出てくるかもしれません。
そうなってくると、日本に雇用が無くなって来る・・
近い将来、日本人が出稼ぎで中国とかに労働しに行く時代も、割と現実味を帯びてきたと考えられます。
よく、東南アジアの若者が日本に出稼ぎに来ていますが・・
それをいつかは日本人がやらないといけなくなるわけです。だって、日本に仕事が無いから・・
おすすめ書籍紹介