米国株と言ってもひとえに結構範囲が広いです。
安定した銘柄もあれば、低迷している銘柄、高成長の銘柄などなど・・
時代や、会社の規模、年数などでも状況が異なってきますね。
そして、セクターによっても!!
2022年現在、アメリカはインフレで、景気が弱い状態です。つまり、エネルギー株が上昇しやすい状態であるといえますね。
今回は、基本に立ち返って、米国株をセクターごとにまとめてみました。
セクターの種類
- 情報技術
インターネット、ハイテク、AI、半導体、ソフトウェア関連。
今の時代のトレンドともいえる銘柄群です。
代表銘柄としてアップル、マイクロソフトなどGAFAMです。
- ヘルスケア
医療品関連、ヘルスケア、保険、バイオテクノロジーなど。
安定銘柄の代名詞と呼ばれるセクター。不景気だろうと、好景気だろうと、いつの時代も一定数以上のニーズが存在します。割と、歴史の古い企業が多いです。
代表銘柄としてファイザー、モデルナ、J&Jなど。
- 生活必需品
食料品、飲料、日用生活品など。
こちらも安定銘柄も代名詞。人が生きていくうえで大切なサービスを提供しています。
代表銘柄として、マクドナルド、コカ・コーラ、P&Gなど。
- エネルギー
石油などエネルギー関連です。
非常に、景気や世界情勢に敏感なセクターです。絶対に無くならない業界ですが・・
代表銘柄として、エクソンモービルやシェブロンなどです。
- 一般消費財
自動車、贅沢品、部品、家電、ホテル、旅行関連など。
セクター別だと一番会社の数は多いですね。ハマれば大きく成長できる可能性があります。
代表銘柄は、テスラ、マリオット、エクスペディアなど。
- 公益
電気、水道、ガスなど、人々の生活インフラです。
おそらく無くなる可能性は、各セクターの中で最も低いのではないかと思うくらい安定しています。連続増配銘柄が多いのも特徴。
代表銘柄はアメリカンステイツウォータ、デュークエナジーなど。
- 資本財
航空宇宙、貨物輸送、商社などです。
この手のセクターは政府の後ろ盾が強い企業が多いイメージです。そういう意味では、安定感抜群。
代表銘柄はロッキードマーチン、カンザスシティサザンなど。
- 金融
銀行、クレジットカード、格付けなど。
セクター銘通り、そのままの企業です。
代表銘柄はJPモルガン、バンクオブアメリカ、ビザ、ムーディーズなど。
- 素材
化学、塗装、建設機器など。
こちらはビジネスがはまると大きく成長するポテンシャルを秘めたセクターです。
代表銘柄はダウ・ケミカル、シャーウィン・ウィリアムズなど。
- 通信
通信、メディア、マスコミ、新聞などです。
通信系は、どの国も利益率が良い事は有名。高配当株が多いイメージですね。
代表銘柄はAT&T、ベライゾンなど。
- 不動産
不動産、REITなど。
代表銘柄はアメリカンタワーなどです。
以上11セクターが大まかな、米国株のセクターですね。
セクター別に見ていくと、各々、特徴がありそうです。
不景気に強いセクター
11セクターの中には、高成長なセクターや、低成長だけども、安定しているセクターなど、特徴があります。
この中でも、特に不景気に強いと言われるのが、
- ヘルスケア
- 生活必需品
- 公益
- 通信
などです。
不景気になると、人々はお金を使わなくなるので、いわゆるぜいたく品と言った、””一般消費財””などは買わなくなります。
しかし、不景気だろうとお金をかけざるを得ないのが、上のセクターです。
人が生きていくうえで重要なセクターですからね!!
他にも、国の後ろ盾が強い
- 資本財
- エネルギー
関連も、まだ不景気に強い銘柄ではあるでしょう。
しかし、エネルギー自体は、近年の再生可能エネルギーブームにより、石油が嫌われていますから、あまりどこも伸びないですが・・
セクターの中でも、細かく見ていくと、上手い事時代にハマって、不景気でも高成長を続ける企業も当然あります。
なので、セクター毎の特徴は、あくまで参考までにとどめておくべきですね。
セクター毎のETF
- 情報技術 VGT
- 一般消費財 VCR
- 資本財 VIS
- ヘルスケア VHT
- 素材 VAW
- 生活必需品 VDC
- 公益 VPU
- 通信 VOX
- 金融 VFH
- エネルギー VDE
- 不動産 無し
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