日本の個人の金融資産の6割以上は退職世代が握っていると言われています。時代は、貧困化したとは言っても、まだまだ金持っている老人は多いという事です。
一方で、日本では近年、資産運用の重要性が叫ばれています。
NISA、積み立てNISAなど・・
日本政府が直々に選んだ優秀な金融商品にしか投資できず、さらにNISAや積み立てNISAに投資した金額は非課税になるという太っ腹な制度です!!
これらは、全て老人にではなく若者に向けた商品です!!
個人資産の大半を握っている金持ちの老人にではなく、若者に向けた金融商品です!!
現在、日本人の投資家率は18%ほどと言われており、その大半は老人です。
確かに、株式投資をしている人に中々若者は想像できないですよね~~
ただ、若者ほど積み立てNISAやNISAの制度を最大限に有効活用するべきなんです!!
ハッキリ言って、老人には積み立てNISAやNISAは向いてません・・
NISA制度が老人には向かない理由
あくまで長期投資がメインだから
NISA、積み立てNISAなどは、長期間投資をすることが大前提となっています。
”積み立て”っていうぐらいですから・・
そもそも積み立てていく事が前提です。
そもそも、投資自体、基本は長期投資がメインです。ま~人によって大なり小なり異なりますが、短期間で利益を上げようとしたら、それだけリスクを取らなくてはいけなくなり、難易度が上がります。
そして、国が定めるNISA制度は間違いなく、長期投資目線で作られています。10年、20年勝負となって来るでしょう。
逆に言うと、1年や2年程度だと、おそらく満足のいく結果は得られないと思います。
なぜ、長期投資目線かというと・・
国が選んでいる、世界でも優秀と言われるETFが長期投資でこそ本領を発揮するものだからです。
ということなので、そもそも残り寿命が少ない老人には向かないです!!
人間の寿命がある程度決まっている以上、若者にこそ投資の効果が発揮されるのです。
非課税額は決まっている
本来、投資で儲けた値上がり益や配当金には、税金がかかります。
その税金を非課税にしたのが、積み立てNISAとNISAであり、最大のメリットと言えるでしょう。
しかし、非課税にできる限度額は・・
NISA・・年間120万円(5年間)
積立NISA・・年間40万円(20年間)
※将来的に継続かは不明
と決められており、そもそもある程度、お金を持っていると思われる老人が、チマチマ投資をするようなNISAではない・・
お金が無いけど、現役のサラリーマンで、毎月給料がある若者向けに作られているのは明確です。
仮に、退職金を2000万円ほど貰っても、NISAで運用するのは明らかに向いてません。
年間120万円しか投資できないわけですから・・
お金を持っている老人向けの投資とは・・??
債券投資
国債に投資をすることです。
国債とは国の借金の事です。
国にお金を貸して、その利子が配当金になり、将来的に増えて帰って来る・・
簡単に言うと債券投資とはこういう事です。
株価は、会社の売り上げや決算、事故、事件などあらゆるものに反応し、常に値が変動します。
一方で、国債は国の借金なので、国が潰れるか潰れないかのリスクで値が変動します。
つまり、あまり変動しないのです!!
一般的に、債券投資はかなりローリスクな投資だと言われています。その代わり、株式程、劇的にお金は増えませんが・・・
だからこそ、若者には向いて無くて、お金をある程度持っている老人に向いているわけです!!
利回りも、特別高くは無いですが、銀行預金よりかは圧倒的に高いです。
大型高配当株投資
安定した大企業で、かつ高配当を出している企業に投資することです。
こちらも、それなりにお金を持っているからこそできる投資です。
例えば、AT&Tなど、世界的大企業ですが、ある意味成熟した老舗で今後の大幅な成長は期待できません。しかし、安定した事業で、毎年高配当を株主に還元しています。
AT&Tレベルの大企業が潰れる可能性は低く、かつ利益率が高い通信事業が無くなることも考えられません。
配当利回りは5%を超えているので、仮に1億円ほど投資をしていれば、株価の変動により、資産を減らす確率を低く抑えて、且つ年間500万円ほどの配当金を得ることが可能なわけです。
こういう企業がアメリカにはたくさんあります。
高配当株投資は、ある程度、元本があるからこそ生きてくる投資です。お金が無い若者より、お金を持っていて、年齢的にリスクを取れない老人向けの投資です。
結局若いうちから資産運用しておくべき
結局、若いうちから投資をしておくことに限ります。
お金と健康に関しては若いうちから十分に考えておくべきだと思います。
死ぬまで働くのも嫌だし・・
お金の知識が無くて損するのも嫌だし・・
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