世界にはあらゆるETF(上場投資信託)が存在します。
全世界上場銘柄指数に連動したETF
アメリカのS&P500に連動したETF
先進国指数に連動したETF
発展途上国に連動したETF
・・・
かなりの種類が存在し、購入する事で自動的に分散投資されているので、投資家からは非常に人気があります。
あまりにも種類が多すぎて、日本からは購入不可能なETFも存在します。
そして俺自身も全然知らなかったETFもあります・・
そのなかの一つ、ARK系のETFについて紹介します。
ARKのコンセプトは””破壊的イノベーションを巻き起こす企業に投資する””です。
ARK(アーク)のETFとは?
そもそも、ARKのETFが投資家の間でここまで話題になったのは、テスラの革命的成長でしょう。
ARK社は、『破壊的イノベーション』を巻き起こす会社に連動した指数を運用するファンド会社です。
- 自動運転
- 完全EV
- AI技術
- ブロックチェーン
- ゲノム解析
- 人口肉
- 新エネルギー
- 宇宙技術
- 3Dプリンター
など・・
これだけ、技術革新が進んで、日々、日進月歩で進化していく現代社会において、かなり合理的な運用をしているファンド会社かもしれませんね~~
上記に挙げた技術に特化している会社を組み合わせたETFを運用しています。
知的好奇心がくすぐられる人は多いのではないでしょうか??
手堅く運用したい人よりかは、割と物好きな投資家が保有しているイメージですね。
ARKのETF7銘柄(アクティブ:5、インデックス:2)
ARKK:王道ETF
アクティブETFなので、日々ファンドマネージャーがトレードしています。
手数料は0.75%
高い・・(笑)
- 1年チャート
1年来 +114%
- 組み入れ上位銘柄
EVメーカーのテスラ、決済サービスのスクエア、遺伝子検査のインビテ・・
将来のGAFAMを買いに行ってるイメージです。かなりのこだわりが見れます。
ARKQ:自動運転特化
- 1年チャート
1年来:+83%
- 組み入れ上位銘柄
自動運転技術に特化したETFで、アルファベットが組み入れ上位にあるのが印象的。
グーグルの親会社ですね。
ARKW:インターネット特化
手数料は0.76%です。
- 1年チャート
1年来:+121%
- 組み入れ上位銘柄
インターネットサービス企業に特化したETFです。
テスラはもちろん、インターネットテレビ接続機器市場の世界シェアトップのロク。
中国のテンセントも組み入れてます。
ARKG:ゲノム特化
- 1年チャート
1年来:+141%
- 組み入れ上位銘柄
インビテしか知らない・・(笑)
バイオ関連の企業群なのだろう・・
ただ、近年のバイオブームにしっかり乗って、年初来+141%です。
ARKF:フィンテック特化
ブロックチェーン、決済サービスに特化したETFです。
- 1年チャート
1年来:+91%
- 組み入れ上位銘柄
2019年に出来たばかりのETFです。そもそも、そんなにデータが無いですが、年初来は+91%です。
テンセントに、東南アジアのシーグループも含まれています。
IZRL:イスラエル企業(インデックス)
ここからはインデックスファンドです。
- 1年チャート
1年来:+23%
- 組み入れ上位銘柄
全然わからん・・(笑)
イスラエルのテクノロジー企業群らしいです。年初来+23%・・
低調に見えてしまいますが、S&P500の成績を上回っています。
PRNT:3Dプリンター特化(インデックス)
手数料は0.66%。インデックスにしては高すぎますね!!
- 1年チャート
1年来:+25%
かなりニッチなETFと言えるでしょう。
3Dプリンターに特化したETFなので・・
今後の事を考えると、伸びしろはあるかもしれません。
日本で買える??
結論言うと、
買えるけどハードルが高すぎる
まず、SBI、楽天、マネックス・・
大手ネット証券では買えません。
買おうと思ったら、
- サクソバンク証券
- 日興アセットマネジメント
のみです。
ARK(アーク)系のETFがどうしても買いたいのであるならば、この2つの証券会社で口座を作る必要があります。
まだまだ日本では浸透していないというわけです。
ARK(アーク)のETFメリット、デメリット
最大のメリットは成績が圧倒的であること
取り扱いの7個のETFの全てが市場平均を上回っています。今年に関しては・・
しかも、取り扱いの銘柄は全て最先端技術に強い銘柄です。
AIやブロックチェーン・・
つまり、これからの企業が多いわけです。長期的な視点で見ても、期待はできると思います。
デメリットはニッチ過ぎる分野に特化しすぎてる点
何というか、徹底的に狭く深く!!
正直言わせてもらって、
自動運転や電気自動車、3Dプリンター、ブロックチェーン・・・
どれをとっても、これからどうなっていくか正確に予測困難な分野です。どの企業が競争から抜け出すか?も分かりません。
要するに、今のGAFAMみたいな存在になるであろう金の卵を、掴みに行くETFです。
大手ネット証券が取り扱っていない所を見ても、まだまだリスクが大きすぎて、わざわざ取りに行くETFではないな~~という印象。
このコロナの中、年初来2倍以上という成績は魅力的ですけどね!!
もしそれなりに資産を築いているならば、わざわざ取得する必要もないかな・・
すごいワクワクさせてくれるETFではありますが・・
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